偽善

 

         四百三十九

 

 偽善のためには、多くの粉飾と努力が要る。人を騙したり、悪態をついたり、ぶん殴ったりしなくてはいけない。それはだれにも必要とされない、残酷で、不条理な喜劇である。その喜劇を上演するために整えられた制度から俸給を受ける人びとの集団は、優に一大国家組織を形成する。